2005年10月10日
トーノZEROアニメ感想B-伝説! バトルビーダマン 炎魂 total 2783 count

奇襲に失敗する間抜けなジンベエと、三度の飯より邪魔するのが好きなハジャ?

Written By: トーノZERO連絡先

 謎のアニメ感想家(笑)、翼の騎士トーノZEROのアニメ感想行ってみよう!

 今日の炎魂の感想。

サブタイトル §

第40話 『俺たちに明日はない』

あらすじ §

 アキュラスを目指すヤマト達の前には、アステカ仮面、ハジャ、エクウスとフェレス、その他雑魚や柱など、次々と敵が立ちはだかります。

 ヤマトの仲間達は、ヤマトを先に行かせ、それらと戦い、倒れていきます。

 アステカ仮面に敗北しつつあったキバとブルには、炎呪とキアが助けに来ます。

 ヤマト、タメゴロー、シンはついにアキュラスのいる部屋にたどり着きます。しかし、そこにいたのは様子がおかしいアキュラスでした。

感想 §

 まず、あれだけ意味ありげに登場したアステカ仮面であるにも関わらず、ヤマト達はキバとブルを残しただけで素通りしてしまいます。これはびっくり! しかし、それもこれも、キバをやられ役として炎呪登場の見せ場を作るためだったのですね。炎呪の敵となるなら、アステカ仮面も納得のポジションです。

 ちなみに、炎呪と一緒に来たキアが、これまた素晴らしく頼れる少年に成長していますね。キアの成長ドラマとしての炎魂は、とても魅力のある話だと思います。

 遺跡に突入していくヤマト達4人(と2匹)ですが、この4人の中にガンノスが入っていたのが、ちょっと驚き。というか、そこまで重要なキャラクターに成長したのだなと思って感慨が深くなりました。しかし、ヤマト達3人(と2匹)には入れなかったのが彼の限界か……。

 シンとの連係プレイで見せ場を作るタメゴロー。珍しく存在感を見せてくれますね。

 相変わらず卑怯全開のハジャさま。期待に違わず、卑屈モードから罠に誘導する悪辣さが最高ですね。

 一方、期待を裏切らないのはジンベエも同じ。きっちり悪いことをしようとしてずっこけてくれます。

 前に進むため、次々と仲間が犠牲に……というのは、あまりに陳腐なよくあるパターンなのですが、上手く飽きさせない工夫がなされているのが良いですね。

今回のサブタイトル §

 『俺たちに明日はない』とは、次々倒れていく仲間達には、もう明日はない(かもしれない)という意味でしょう。しかし、これも有名な映画のタイトルです。アメリカン・ニューシネマの最初の1本と評される、古典的傑作……、だそうです。